憲法9条改正自民案の現状

憲法草案:「9条1項」維持へ 自民起草委(毎日新聞)

自民党憲法起草委員長の森喜朗前首相は14日、首相官邸小泉純一郎首相(自民党総裁)と会い、28日に決定する憲法草案の取りまとめ状況を説明した。森氏は焦点となっている憲法9条について(1)1項の戦争放棄条項は現在の条文を維持する(2)2項の戦力不保持条項は「自衛軍国際貢献」を軸に改正する−−との2次案を説明、首相も了承した。


 起草委は、8月に発表した第1次草案では国際紛争を解決する手段としての戦争や武力の行使を「永久に放棄する」との現9条1項の理念は堅持する一方、表現を「永久に行わないこととする」と改めるなどの修正を行った。しかし、今月5日に開いた起草委の安全保障に関する小委員会では、現状のまま維持すべきだとの意見が出て、結論を持ち越していた。当初の方針を転換して1項を維持することになったのは9条改憲に慎重な公明党や、民主党への配慮からとみられる。

 一方、9条2項の戦力不保持条項については1次案で「自衛軍を保持」などの表現に改訂しており、森氏はこれに沿った形で説明したとみられる。

9条1項を維持して2項に「自衛軍国際貢献」明示ですか。9条改正賛成派の多数が容認できる現実的な案だと思います。


国防軍」を使いたい人や1項の言葉遣いを変えたい人も居るようですが、前日の記事に書いた通り、憲法改正をより多くの国民に理解してもらうには、表現を変にいじらずに実利を重視することが必要だと思われます。よって、自民党の行き方を全面的に支持します。