前原誠司氏ブログ開設計画に思う

「前原ブログ」開設検討…民主、メディア戦略を強化(読売新聞)

 民主党は党機構改革の一環として、メディア戦略の強化に乗り出す。

 同党は衆院選で64議席を失った敗因を「自民党が改革政党で、民主党抵抗勢力だというレッテルを張られた」(前原代表)と分析。特に若者や主婦らを含む「インターネット世代」に対するPRで、自民党に水をあけられたことが大きな要因と見ている。

 このため、前原代表は鳩山幹事長に対し、マスコミ対策や党のホームページ(HP)作りなどを担当する広報宣伝部門を一元化するよう指示した。

 党内に「メディア戦略室」(仮称)を新設し、HPや機関誌の刷新や、前原氏による日記形式の簡易HP「ブログ」を始めることなどを検討している。
開設が実現したら、具体的に論評してみたいものです。今日のところは感想をサラリと書いておきます。


次の選挙ではある程度ネットでの選挙運動が解禁されそうです。前原氏のブログ開設計画はその時に備えるという意味もあるのでしょうか。


さて、開設するなら、コメント欄は勿論閉じて、批判意見が表に出ないようにすべきです。内容のある批判が出来ない馬鹿どもにブログを汚される可能性が大だからです(もちろん、そんなことは民主党も承知でしょう)。個人的にトラックバックは開放して欲しい気がしますが、開設者が最終的に判断すべきこと*1


ところで、引用した記事中の「特に若者や主婦らを含む「インターネット世代」に対するPRで、自民党に水をあけられた」というのは本当でしょうか? 確かに、2chのニュース速報辺りで「アジア外交」を公約に掲げているだけで岡田前党首を売国奴扱いする馬鹿どもを見て洗脳される間抜けな若者は存在するでしょうが、全有権者から比べれば少数派。また、自民党自体が特別なネット活動をしていた印象はありません。


日本でのネットの普及率って、私の周囲の人を見る限り、さほど高くないと思います*2。ネットが選挙に及ぼす影響が年々高くなっていくことは確かでしょうが、圧倒的な影響力を持つに至るには、更に数十年はかかるような気がしています。

*1:以前にも書いたと思いますが、コメント欄やトラバを閉じたこと自体を批判するような馬鹿はネットから今すぐ消え失せて欲しいのです

*2:例えば私の父はネットに滅多に接続せず、母はネットに接続するスキルすらありません。しかも、2人とも「ブログ」を知らないはずです