民主党にとって大連立は不利益かと

元日の読売社説は、民主党に対して「大連立も辞さないくらいの責任感」を要求しています。政権が変わっても国家観が変わらないのが望ましいという立場をとるならば正論です。ただ、大連立そのものは実現しないんじゃないかなあ。現在の世論は、国会議席分布ほどには自民党の政策を支持していないと思われるからです。その根拠は、先の総選挙での与党の得票率が5割程度であったことや、各種世論調査憲法第9条改正反対が未だに多数派であること*1。現状で民主が下手に自民と連立すると党勢を削ぐ可能性の方が高いと思われます。*2

*1:一部の保守系ブログで、民主党の保守派が自民党と合同もしくは連立すれば多数の支持を得られるだろう、という論調を見かけますが、客観的根拠に乏しいと思われます

*2:「大連立は99.99%ない」と発言した前原代表もこのことは理解していると思われます