首相のAPEC閉幕会見への所感
小泉首相の記者会見要旨(福島民報)から引用します。
【中韓両国との関係】たとえ一つの問題で意見の相違、対立があっても全体の友好関係を損なわないことが必要だ。
全くその通りだと思います。直接には、靖国問題に対する中韓の姿勢のことを言っているのでしょうが、日本側も、参拝を止めないなら止めないなりに、決定的に関係を悪化させない努力が必要。
時間がたてば理解されると思っている。
首相の靖国参拝に限っては、靖国神社が現在の歴史認識を捨てない限りは、時間が経っても永遠に理解されないような気がします*1。
総理大臣である小泉純一郎が一人の国民として参拝している。二度と戦争を起こさず、今日の平和のありがたさをかみしめ、戦没者に哀悼の誠をささげる気持ちで参拝している。
(戦争を正当化する)見解は支持しない。戦争の反省を踏まえ、二度と戦争をしてはならない。
首相としては望ましい認識だと思いますが、それでも中韓に伝わらない原因は何故か? 次のうちから選べ、というのは冗談ですが……
実際は、複数の原因が複合しているのかも知れません*2。