藤野真紀子議員の欠席問題

昨日の国会関連の各誌報道の中では、スポーツ新聞ではありますが、サンスポの記事が色々な出来事を簡潔に網羅していてわかりやすいと思いました。見出しも面白い。
マドンナ初舞台!片山氏は“言葉責め”、ゆかりタンは“数字責め”…
新人議員が首相出席の委員会で質問に立つのは極めて異例だそうですが、片山さつき氏と佐藤ゆかり氏の場合は前歴が凄いので無問題という感じ。杉村太蔵氏のコメントもらしさ爆発でいい感じ。

何かとお騒がせの自民党新人議員、杉村太蔵氏(26)=写真=は、マドンナ議員2人のデビュー戦に「すげーなーみたいな。即戦力だなーみたいな。カッコいいなー。詳しいなー」と感心しきりだった。この日は国会内で武部勤幹事長(64)と面会。「『頑張っているじゃないか』と言われました。あ、でも内容をしゃべっちゃいけないとも言われたんで…。あー言っちゃったぁ〜」と苦笑い。参院神奈川補選では陣営を手伝うことも決まった。

気になったのは、6日の本会議を欠席した藤野真紀子氏のこと。

同じ自民党マドンナ新人議員の藤野真紀子氏(56)=写真=は“大失態”。6日の衆院本会議を欠席して、福岡市内の2カ所で開かれた自らのトークショーに出演していたことが分かった。


藤野氏によると昨年11月から予定されていた料理関係の催しで、党国会対策委員会に欠席届を提出し受理されていた。藤野氏は「本会議に対する認識が甘かった」とコメント。武部幹事長は「藤野さんだけを責められないが、公職は何よりも優先しなくては」と指摘し、藤野氏に注意した。


民主党野田佳彦国対委員長(48)は「小泉チルドレンというより、政治家としてチルドレンだ」と皮肉った。

先の選挙の立候補が余りにも突然だったことによる弊害。


合理主義者である私の価値観を基準にすれば、藤野氏や欠席届を受理した党は全然悪くないのです。藤野氏が本会議を1回欠席したくらいでは国会審議にも国民生活にも影響しません。欠席分の審議内容はあとから周囲の人に聞けば済むこと。それよりも、出演の契約を遂行する方が大事だと思います。


しかし、どうやら国会には「余程のことがない限り議会を休んではいけない」という「風土」があるようです。また、そう考える国民も少なからずいるようです。一般論として、職場には職場独自の風土または不文律があり、それは時に非合理的だったりします。生活のためには非合理的な不文律にも従わねばなりません(涙)。 国会の「風土」を甘く見ていたという意味で、藤野氏はやはり反省すべきなのかもしれません。