mumur2氏に勝手にエールを送る

特に気合を入れて書きたい話題がないので、最近アンテナに追加した2つのブログについて少々。

mumurブルログ
ネット右翼系の人気ブログ。私が余り扱わない韓半島系、嫌韓系の話題が中心なので、これまで定期的には読んでませんでした*1。しかし、次に挙げる批判ブログの登場を機に「mumurブルログ」も定期的にチェックすることにしました。


リアル包茎 mumurブルログ
今のところ「mumurブルログ」の批判だけを目的にしたブログ。タイトル下に

気狂い「mumurブルログ」を観察し、問題点があれば指摘するブルログ。」

とあります。「気狂い」という過激な表現と「問題点があれば指摘する」という冷静な宣言のコントラストが面白いと思いました。実際、開設当初はmumur氏と常連に対する罵倒だけが目立ちましたが、日が経つにつれて、冷静かつ的確な指摘も目立つようになってきました。たとえば、2月21日のエントリなんだ。生きてたのか。 から感心した部分を引用します(太字は引用者による)。

在日の方々の中には「強制連行」された方もいたはずだ。
性の奴隷として扱われた女性も少なくないはず。

確かに朝鮮人には誇張しすぎる面はある

しかし加害者である日本人が無視を続けていたからだ。
加害者が無視を続ければ被害者の声は大きくなる。
当たり前の事ではないか。

なぜこのような発想に結びつかないのか?
それはmumurの想像力が大きく欠如しているから。

mumurのブルログは、まるで強制連行など無かった、
女性の性暴力は無かった、と言わんばかりである。
少しはあったのだ。それは歴史の事実なのだ。

いわゆる「従軍慰安婦」や「強制連行」の問題については、反日韓国人も日本の一部のネット右翼連中も極端に走りすぎていると感じられますが、mumur2氏の認識はバランスが取れていると思います。


罵倒的な反・ネット右翼サイトといえば、今は無きフクダユウイチ唯一神)氏のブログが印象的でしたが、mumur2氏は罵倒もできる一方で根拠に基づいた批判もできるという、稀有なるブロガーではないかと思っています。


ただ、mumur2氏と私では考え方がかなり違う面があります。たとえばmumur2氏は天皇制廃絶論者ですし、9条改正を是とする私とは防衛観も異なります。だから先方にとっては迷惑かも知れませんが、私と同じく「反・ネット右翼」を掲げるブログとして、今後も注目したいと思います。私の場合、嫌韓関連の話題を扱うことは余りないので、この方面からのネット右翼攻撃を特に期待します*2

*1:一度、id:dslender:20060110で根拠薄弱な批判エントリを批判しましたが

*2:mumur氏を批判していれば、自然に嫌韓系の話題が増えるでしょうが