堀江メールの情報提供者はいわくつき!?

id:dslender:20060217の続きです。堀江貴文被告が自民党武部幹事長の次男に3000万円の送金を支持したとされるメールが「ガセネタ」ではないか、という疑惑の件について。


民主党は17日の夜に記者会見を開き、メールのコピーを公表しました。
野田国対委員長、緊急記者会見を開催し、堀江メールを公表 (メールのコピーのPDF)
しかし、これまで民主党から出された情報だけではメールの信憑性は高まらず、他の情報と総合すれば「ガセ」の可能性がより強くなったと思います。私がそう思う理由は

  1. メールのヘッダの差出人(From)が黒塗りされ、Received等の差出人を特定できる項目もない。本当に堀江被告が差出人なら隠蔽する理由が不明。
  2. メール本文の「3000」という数字が全角「3000」になっている。堀江被告は数字を必ず半角で書く人。
  3. 検察がこのようなメールの存在を把握していない
  4. 今朝のTBSの「サンデーモーニング」での毎日新聞特別編集委員岸井成格氏の発言によると、情報提供者の「フリージャーナリスト」は「いわく付き」の人物らしい。

4番目について若干補足します。堀江→武部次男への送金疑惑の噂について、毎日新聞では1ヶ月前から把握していたが、情報提供者が信用のおけない人物なので採り上げなかったとのこと。岸井氏によると、この情報提供者は議員秘書の経験がある元記者だが、「およそジャーナリストとは言えない人物」だそうです。よって、仮にメールが正真正銘のガセだとすれば、民主党永田寿康氏は大メディアから無視された似非ジャーナリストが持ち込んだネタをもとに、民間人をも巻き込んだ中傷を国会の場で行ったことになります。


上に挙げた4つの点以外にも、メールの文体やフォント等に基づいて、メールがガセであると主張する人は2chブログ界に大勢居ます*1


とは言え、民主党もまだ明らかにしていない情報を持っているらしいので、現時点でガセだと断言できません。月曜以降の成り行きには要注目です。

*1:トラックバックを頂いたhttp://d.hatena.ne.jp/utushi/20060218には興味深いエントリへのリンクが載っています