万人の利益になる政治的決断など滅多に無い

皆が満足して万人の利益になる政策が存在するならば、素直にそれを採用すれば良く、議論の余地はありません。しかし、そんな“究極理想的な”政治的決断など滅多にないのが現実。だからこそ、多数の政党や多様な政治的主張が存在し、政治ブログ界も盛り上がるわけです。


誰もが「こうすればもっと社会は良くなるはず」と思って主張しているのです。「日本をもっと悪くしたい」と考える人はいないでしょう。一見荒唐無稽な主張でも、実は誰かの利益にはなっているものです。


政治とは、突き詰めれば「誰の利益を優先するかを決める作業」に過ぎないのかも知れません。