麻生氏の適切な発言

遅ればせながら、2日前の記事について。書く時間が十分に取れないのです。
外相、参拝中止進言しない…経済分野では中韓と良好(読売新聞)

 麻生外相は7日の日本記者クラブでの質疑応答で、小泉首相靖国神社参拝について、「参拝をやめろと進言するつもりはない。ずっとやってきたことを中国、新聞に言われたからやめるということは、一国の首相としてやるべきではない。自分で判断することだ」と述べた。


 外相は、中国、韓国との関係について「お互いに引くに引けなくなっている点が多々ある」としたうえ、「靖国神社だけが問題なのか。経済、人事交流など、戦後これだけうまくいっていることはないのではないか」と述べ、経済分野を中心に、関係は良好だとの認識を強調した。

日本は政教分離と信教の自由の国ですから、首相が参拝するか否かは「自分で判断することだ」というのは筋が通っています。多くの人が納得できる言い分です。靖国に関しては、このくらいの表現に留めるのが適切かと思います。


個人によって見解が異なる歴史認識を持ち出したり*1靖国嫌いを過度に刺激する“外交カード論”を用いるのは避ける方が色々な意味で無難です。


麻生外相の発言は、ここ数日ほどは慎重かつ適切だと思います。この姿勢を貫いて欲しいものです。