「スコヴルテイチョウ」問題

この記事の主旨は「ネット右翼」批判ではありませんが、関連はあるのでネット右翼カテゴリに分類しておきます。


さて、炎上している政治系ダイアリーをまたひとつ見つけました。


スコヴルテイチョウ

主に2ch経由で来たと思われる多数来訪者のコメントで炎上しています。他の政治系炎上ブログ同様、保守系とは真逆の主張を行っているのが特徴。


例によって、内容の無い煽りや、言葉の揚げ足取りレベルのコメントを書き込むネット右翼*1が多数。


ただ、スコヴルテイチョウに関しては、管理人氏の姿勢にも問題が多々あると感じました。11月8日付の記事「嫌ならコメント欄を閉じろ」は頭の悪い理論から引用します。

これまでに私は何度も「当ダイアリーに不満があるなら見なければ良い。コメントもしなくてもいい。放っておいてほしい」と、小学校低学年でも理解できる日本語でネットテロリストに誠意をもって訴えてきました。この私の主張に対し、ネットテロリスト達は口を揃えて「嫌ならコメント欄を閉じろ」と、私の文章を全く理解していないとしか思えない頓珍漢な声明を発表しました。恐らくネットテロリスト達の常套文句なのでしょうが、全くわけの分からない摩訶不思議な主張です。


ここは私のダイアリーで、運営方針を決めるのは私なのに、なぜ貴方達が「嫌ならコメント欄を閉じろ」などとまるで自分が主役みたいな事を仰るのでしょうか。世界は自分を中心に回っているかのような、本当に自己中心的の極みで愚かな理論としか言いようがありません。「嫌ならコメント欄を閉じろ」とは、まるでヤクザの脅迫です。これこそまさに言論弾圧ファシズムです。正体見たりと言った感じです。


私は貴方達のようなネットテロリストの不当な弾圧には絶対に屈しません。よってコメント欄を閉じることはありえません。残念でした。私はネットテロリストの主張なぞ受け入れるつもりは断じてありません。コメント欄を閉じることはありえませんし、自分の価値観、信念を曲げるつもりもありません。あくまでコメント欄は私の文章に共感して頂けた方々の憩いの場であって、社会不適合者の不満の捌け口ではありません。私が見る限り、当ダイアリーにコメントした方の99%は可哀想な社会不適合者みたいですね。
「自論に共感する人だけコメントを認める」というポリシーはO.K.だと思います*2し、「嫌ならコメント欄を閉じろ」という主張に管理人のyuichi_f氏が従う必要は全くないと思います。ブロガーは自ブログでは神。


ただ、「社会不適合者」「ファシズム」「ヤクザの脅迫」のような扇情的語句を用いて反論者を批判する記事を書くのは如何なものかと。彼が嫌う「ネットテロリスト」と同レベルの主張に堕していると感じます。これではわざと炎上を増幅させていると思われても仕方ないかなあ。しかも、これでは政治的立場が近い人の共感を得るのも難しいのではないでしょうか*3


yuichi_f氏が今後も同様の主張を続けるならば、「気に入らないコメントは黙って削除」という方針を採るのがベストではないかと思います。

*1:私は、「ネット右翼」「馬鹿右翼」の用語をきちんと定義して使っています。詳しくはhttp://d.hatena.ne.jp/dslender/20051013

*2:私自身、それに近い方針で当ダイアリーを書いています

*3:http://d.hatena.ne.jp/dslender/20051106でとりあげた「Johnny Style」には共感コメントも多数書かれていましたが、「スコヴルテイチョウ」では皆無に近いようです。言葉遣いに一因があるのではないでしょうか。ライブドアブログはてなダイアリーの性質の違いも一因かも知れませんが…