コメント欄閉鎖を批判するな
Seesaaの保守系有名ブログ「桜日和」の10月7日のエントリ「政治をロマンで語るな」について。他の某有名ブログを批判する趣旨自体には私も共感できる部分が多々ありますが、次の箇所には個人的に嫌悪感を覚えました。
あ、だからコメント欄閉鎖とかするわけね。
あれは炎上するからじゃなくて、左派の世界には批判精神がないから(批判がないってことは、ぶれたという批判も起きないわけだ)無用の長物なわけね。納得納得。
何度でも書きますが、コメントやトラバを開放するか否かは、ブログ主の勝手であるべきです。忙しくてコメント対応が大変、などの様々な事情があるからです。コメント欄閉鎖に文句をつけたり揶揄したりするのは、私の基準では最悪のWebマナー*1。
当該エントリのコメント欄からも最悪な意見を引用。
以前より 何でサヨクのサイトってBBSやコメント欄を設けないのかな?と思っておりました。
近頃では新しいサイトを訪ねた際には、まずこれらの有無を確認して、もし無いようならば、見る価値も無い物と思い去る事にしております。
以下は以前あるサイトにあったものです。
たいへん申し訳ありませんが、トラックバックって、その存在理由が理解できないので、受け付けていません。また、自分と違う考え方の人と不毛な議論をするつもりもないので、コメントも受け付けていません。あしからず。
だったらチラシの裏にでも書いてろ!と言いたくなりませんか?
個人サイトや個人ブログというのは、基本的に「チラシの裏」で良いと思います。また、特に政治の場合「万人が納得する絶対的に正しい政治的主張」など殆ど皆無。主張の問題点を明らかにする議論はO.K.ですが、相手を打ち負かそうとする行き方の議論は不毛だと思います。
まして、意見が気に入らないからと言って、下らない煽りのようなコメントを書いて「炎上」させて楽しもうとする馬鹿な保守派はネットから去れ、と改めて主張しておきます*2。
要は、他サイトや他ブログを批判する際には、内容そのものへの批判と、コメント欄の有無などの「サイト論」や「Webマナー論」に関わる批判を混同するな、ということです*3。
普段は、意見の違うブログにトラバしないことにしていますが、今回はPINGを打ってみます。
【後日追記(10/10)】「桜日和」のトラックバック欄に載せていただいたことを感謝いたします。更に、コメント欄で批判らしきものを頂きました。どうやら、「桜日和」管理人の佐倉 純さんと私とでは、Webマナー等に対する基本認識に相当な隔たりがあるようなので、私からは敢えて再反論はしません(それこそ不毛な議論になりかねない)。ただ、私の言葉不足ゆえ、微妙に誤解された点があるようなので、脚注を一つ追加しておきました。
*1:この点については、http://d.hatena.ne.jp/dslender/20050923にも書きました
*2:誤解されているかも知れないので注を後日追加。この段落の批判対象は「桜日和」の佐倉純さんではなく、炎上ブログのコメンターの一部です
*3:この段落は後日追記しました