不正確な見出しのつけ方

スポーツ報知の政治関連記事は余り注目されていないので、どうでも良いのかも知れませんが、さすがに次の記事は、公共メディアの文章として相応しくないと思います。
ホリエモン、太蔵議員に関心なし バッサリ…イロ物扱い(9月24日の報知)

“想定外”当選を果たした太蔵氏は、ホリエモンの興味の対象外だった。先の衆院選では敗れ去った堀江氏だが、テレビで放送された21日の各議員の国会初登院の様子は「見てない」。若さを生かして国会に“旋風”を起こしている太蔵氏については「名前は知ってるけど見たことない。印象? あまり感じてない。興味の対象じゃないから」とまったくの無関心。それどころか「大事なのは政治の中身で、誰が何したっていうのはどうでもいい話。まあ、スキャンダルが好きなスポーツ紙にとっては興味の対象でしょうけど」と“将来の先輩議員”の太蔵氏をイロ物扱いした

強調部分は私が付け加えました。堀江氏の発言の趣旨は「キャラやパフォーマンスではなく政治の中身に興味がある」というだけであり、杉村氏批判とは解釈できません(強いて言えばスポーツ紙批判か)。だから、「(堀江氏は)太蔵氏をイロ物扱いした」という表現は不正確です。ましてやサブ見出しに使うのは良くないです。堀江氏が杉村氏を悪く思っているという印象を一部読者に与えかねないからです。


また、所詮スポーツ紙記者の知能はこの程度のレベルか、という印象を一部読者に与えかねないという意味でも、良くないと思います。