「売国奴」を用いた批判など読むに値しない

仕事帰りの電車内からモブログ


政治系のブログエントリや掲示板などで、外交政策関連で自説と相反する主張をしている人や党を「売国奴」「売国政治家」「売国党」などと呼んで批判する人がWeb上に結構います。中韓外交重視や靖国参拝反対などの論がそのように呼ばれることが多いようです。


私は「売国奴」などの言葉で他者を批判する全ての人間を信用しません。政治を語る資格すら無いと思っています。


これは単に私の感情論だけではありません。少し客観的に考えても、「売国」という言葉は不適切です。


なぜなら、誰も国を売ろうとは考えていないからです。例えば、私自身も民主党政権公約の中の外交政策を支持していません(自民の方が良いと思っています)。でも、民主党だって、彼らの立場から見て日本国のために良いと思う主張を真面目に行っているのです。そのような人々を「売国奴」呼ばわりするなど考えられません。


残念ながら、万人の立場から見て正しい政治的主張など存在しないのです。賛同できない主張であってもそれなりの存在意義を持つことを認めるべきだと思います。