民主党は手詰まり?

昨日の党首討論民主党の前原代表は「国政調査権を発動したら口座番号を提示する」と言っていましたが、普通に考えて変というか順番が逆。例のメールの信憑性の立証が不可能になった今、「○○銀行に金が振り込まれたらしい」程度の情報だけで国政調査権を発動しろ、というのは無茶な話です。


こんなニュースも。
メール送金、ライブドア平松社長「出金の報告なし」(読売新聞)

 ライブドア平松庚三社長は22日、都内で会見し、武部自民党幹事長の二男への送金を指示したとされる電子メール疑惑に関して、「出金があったとの報告は受けていない」と述べた。

 平松社長は、送金の事実関係について、社内で確認するよう指示していた。

いまや、堀江被告も宮内被告もLDと無関係な人間なので、LD側が出金の事実を隠す理由はありません。よって、平松社長は嘘をついてはいないでしょう。会社に証拠が残らないように巧妙に出金した、という可能性が無いわけではありませんが……さすがに3000万円では無理か。


そして、永田寿康議員は辞職の方向へ。与党支持の立場からすると、永田氏のような変な議員が残っていてくれた方が民主党攻撃をしやすいので、個人的には辞めなくて良いと思いますが。
永田氏が辞職意向漏らす 民主、送金指示メール問題(共同)

 民主党永田寿康衆院議員(比例・南関東)がライブドアの送金指示メール問題をめぐり、議員辞職もやむを得ないとの意向を周囲に伝えていることが23日、分かった。民主党関係者が明らかにした。
 永田氏は今月16日の衆院予算委で、ライブドア前社長の堀江貴文容疑者が武部勤自民党幹事長の2男への送金を電子メールで指示していたと追及したが、メールの信ぴょう性について立証することができず、引責は避けられないとの判断に傾いたとみられる。23日午前にも党幹部と自らの責任問題を協議して進退を最終的に決断、記者会見を開き今後の対応を説明する見通しだ。
 民主党野田佳彦国対委員長も一時、国対委員長職の辞意を漏らしたが、野田氏が辞任した場合、前原誠司代表の責任問題に発展しかねないとして、委員長職にとどまる方向となった。