鳩山由紀夫発言の矛盾

私にしては珍しく、政治家の発言にカチンときました。民主党鳩山由紀夫幹事長です。
鳩山幹事長:小泉首相の方針転換を批判 皇室典範改正案で(2月10日・毎日新聞)

 民主党鳩山由紀夫幹事長は10日の記者会見で、小泉純一郎首相が皇室典範改正案の今国会提出断念の姿勢に転じたことについて「発言が二転三転しているが、首相としての発言の重みをもっと考えてほしい。施政方針演説で『やる』と言っていることに急きょ慎重になったことは、政治のリーダーシップが問われる」と批判した。

上の発言だけを見れば、それなりに筋が通っています。しかし、鳩山氏は1週間前には次のように発言しているのです。
皇室典範改正「もっと時間を」(2月3日・ライブドアニュース)

民主党鳩山由紀夫幹事長は3日、定例会見で、小泉内閣が今国会での提出を検討している皇室典範改正案について、「女性天皇を認めるか、あるいは女系天皇を認めるかということは、日本の歴史そのものの議論。歴史観、国家観というものから、しっかり議論することが重要だ」と述べ、拙速な議論は避けるべきとの認識を示した。

そして、「なぜ今年中に、しかも通常国会の中で結論を急がなければならないのか」と小泉内閣の方針に疑念を呈した。

施政方針に文句をつけていたくせに、方針を転換すれば転換したことを批判ですか! 大いなる矛盾ではないかと。批判ができれば何でもあり、という悪い意味での野党精神を強く感じます。