民主有志議員が歴史リスク研究会設立へ

戦争責任といえば、最近は読売新聞の力作不定期連載「検証・戦争責任」を真っ先に思い出しますが、民主党の有志議員も近々戦争責任を検証するための会を設立するそうです。
戦争責任検証へ研究会…民主有志議員、26日設立(読売新聞)

 民主党の有志議員が、先の大戦について、日本の戦争責任を検証することを目指し、政策勉強会「日本の歴史リスクを乗り越える研究会」を発足させる。

 26日に設立総会を開く。

 呼びかけ人は、衆院近藤昭一氏、達増拓也氏ら、参院簗瀬進氏、岡崎トミ子氏らの計8人。

 設立趣意書は「(小泉首相靖国神社参拝が)日本をアジアで孤立化させ、経済的な国益まで失わせようとしている。第2次大戦から派生する様々な問題を『わが国の歴史リスク』ととらえたうえで、総括的・総合的な対応策を確立するギリギリの時期に来ている」と記している。

記事に名前が出ている呼びかけ人の中で、達増氏は元・自由党、岡崎氏は元・社会党、他の2人は新党さきがけ出身ということで、様々なバックボーンの人が結集する会になりそう。


以前に何度か書いた通り、私は読売の「検証・戦争責任」を愛読しています。内容もさることながら、「中韓との関係改善を第一の目的に据えず、まずは日本人の立場から戦争責任を検証して反省し、結果論として“アジア外交”が改善すれば良い」という姿勢を高く評価しているのです*1


そんな読売と比べて民主党の意見がどのようになるでしょうか。余り期待はしていませんが、そこそこ楽しみです。今後忘れずにチェックしていきます。

*1:読売の姿勢は、中韓を毛嫌いする人々にも受け入れられる可能性が高いという意味でも賢明だと思われます。尤も「つくる会」的歴史観に骨の髄まで毒された連中には通じないでしょうが……